ただでさえ、人目を引くその容姿。

終点に近付き、残りわずかになった人達の注目を、全て集めていた。



「可笑しいよね。
どうして、こんな声で喋るんだろう。」


両の頬を染め笑う千尋は顔色は明るく、気分も良さそうだ。