《1》









『次ハ、終点ーーー
ヨドヤバシ、ヨドヤバシィーー』



奇妙に鼻に掛かった、アナウンスの声。

その声を聞きながら俺の隣でクスクスと笑いを堪えてる、俺の兄貴と同い年の少女、

ーーー千尋。