「バイクなんかに乗って、
巧まで死んじゃったらーー
母さんは、どうしたらいいの。」

早口でまくし立てる、母さんの掌に握られたグーフィーのキーホルダー。

そこから頼りなくキーがぶら下がり、俺のしている事への罪悪感を更に強めた。



だけど…

「俺、
乗りたいんだ。」