「ふんっ、後がねーじゃねーかよ小湊」

幸助が大声で叫ぶ。

審判の声も聞かず。

亮は1度目を瞑り、すぐに開ける。

頭には花梨との思い出の数々。

あー、あんな事あったな。

最初から波乱だった2人。

今日もまた波乱だ。

花梨のせいで。

後でゆっくりお仕置きしなきゃな。

にやっと口元が笑う。

それを見た幸助が驚く。