今日も野球部はある。

ちゃんと花梨は部活にやって来て仕事をこなす。

ちらりちらりと見える首もとのネックレスが亮にとって嬉しい。

「なーに、ニヤけてるの」

「なっ!?光っ!突然後ろに立つなよ!」

「お前がぼーっとそこで立ってんのが悪いんだろ」

キラリと亮の首もとのネックレスが光る。

「ふーん、彼女にネックレスを贈る彼氏……ね。亮って独占欲強いんだ」

「なっ!?なっ!?なんだよっ!悪いかよっ!?」

「はいはい落ち着いて。独占欲が強い事はいーんじゃない?」