「……だからいろんな人に見られたのか」

「いいなー花梨は。うちの彼氏なんてそんなプレゼントくれないからね」

「亜果利の彼氏最近どーなの?」

「あんた達見てるとなんだかアホらしくなってきたわよ。普通以下の彼氏だからね」

「それでも好きなんでしょ?」

「ま……ね」

そう言う亜果利が無償に可愛くぎゅっと抱き締める。

「ちょっ、花梨!」

「亜果利可愛い~」

「はっ!?意味わかんないよっ!?」

「仲いいなーお前ら」

担任が入ってきて軽く冷やかし、朝礼が始まった。