「先輩って独占欲強いのね。こんなネックレスあげるなんて」
「どうゆうこと?」
「男が女にアクセサリーあげるのって独占欲があるからじゃないの?普通はそうでしょ」
……初めて知った。
それを聞いて顔が赤くなるのがわかる。
「ちょっとそれ知らなかったの?」
「う……うん」
「まったく……でもまぁもう1つのプレゼントは本当に独占欲の塊だけどね」
「え?亜果利、私ネックレスしか貰ってないよ?」
「あんた気づいてないの?あんたの首もと、赤い痕がついてるわよ」
ぱんっ!と首もとを手で隠す。
鏡を使ってゆっくりと見るとそこには朝つけられたであろう赤い痕がある。