〜side高野勇士〜
如月のあんな姿はじめてみた。
如月は、俺以上に悩んでいた。すごく、すごく。
如月を家の近くまで送った帰り道、俺はずっと如月のことばっか考えていた。
(あいつ、大丈夫かな。やっぱり一人にしちゃいけなかったのかな。
こうゆうときは、どうしたらいいかわかんねーな)
「はぁ〜」
ため息がでてしまうほどだった。
こんなこと考えても如月の役に立つのかとも、考えたり、ネガティブだったりポジティブだったりだ。
(…なんか、嫌な予感がしてならないんだよな)
でも、俺はこの後やっぱり如月を一人にしては、行けなかったのだと後で後悔するとは思っていなかった。
そして、7月7日[土]
あんなことが起きるなんて思ってもおいなかった。