〜 side高野勇士〜
俺の名前は高野勇士だ!
みんなは知っているかわからないけど、
俺の後ろの席には、いつもみんなの前では笑っていてでも、ときどき俺が後ろを
向くと、俺に気づきもしないでボケッとしているか、悲しい顔をしている奴がいる。
そいつの名前は如月美桜だ。
そいつは、自分は気づかないのか?と思うくらいに俺が「お前、悲しい顔してる」っと言うと、すごく驚いた顔をする。
まぁ、関わっても面倒ごとに、くびをつっこむのも嫌だからあまり、深く入りはしないけど。
でも、はじめの俺はあいつを・如月おとそうとした。それは、なぜかと言うとあいつは何気に男子の中で人気者だ。だから、男子と話ていると、なぜか如月がだれにおちるかとゲームをしはじめて、だからその中に俺も強制に入れられたと、言うわけだ。
(まぁどーせ、他の女子とかと同じだから楽勝だろ。)
自分で言うのもなんだけど、俺はモテるだから、簡単だとそう思っていた。
だが、あいつはなかなか俺におちない。
普通の女子な一発でおちるスマイルをやったのに全然反応がなかった。
だから、俺は如月が、ちょうど教室には一人だから、チャンスだと思い…
ガラガラ
っと、ドアを開けたら、今にも、泣き出しそうな顔をしていた。
俺は、なぜかその悲しい表情がきになって
「・・・やっぱりお前、悲しい顔してる」
無意識にその言葉がでた。
ヤベェーと俺が困惑していたら
如月がこっちを向いて、
「そんな顔はしてない」
・・・はぁ⁈
「嘘つけ」
(だれでも、わかるからな)
それくらい、悲しい顔をしていた。
(・・・こいつ、なんか…)
「なぁ、お前別に人のこと頼っていいんだぞ」
(俺とか)
そう言おうとしたら
「・・・なに言って…」
そう言って如月が焦っていた。
いつもの俺なら、笑ってスルーするけど、なぜか今日はマジメにこいつのことを知りたいと思ってしまった。
(別に好きだからじゃないからな。ただ、なんか知っとけばこいつがどうやって俺に惚れるのか、知ることができるかもしれないからだ‼︎)
そう考えて、いつもより真剣な顔をで如月を見た。すると…
「・・・別に、あんたには関係ない」
そう言って如月が、教室を出て行った。
(・・・はぁ⁈
関係ないだと。人か親切に聞いてあげたのに!)
「はぁ〜もう、めんどくせぇや…」
そう思ったけどやっぱり、あいつのあの悲しい顔が頭から離れなかった。