(決めた!)

「私、あなたが好き」

私は、覚悟を決めて言った。高野はそれに、すごく驚いていた。


「う…そだろ」

「本当だよ」

高野は、まだ信じられないのかまだ、固まっていた。


あの暗闇の中、すごく怖かった。でも、目を覚ましたら高野がいてくれた。それだけじゃない。高野は、私のことを気にかけてくれたり、私のそばにいてくれた。それが、すごく嬉しかった。


「私は、高野勇士が好き」


そう言ったら、急に暖かい感覚があった。一瞬分からなかったけど、すぐわかった。高野が私のことを抱きしめているこのに。


「す…すっげ〜嬉しい」


そう言って、さっきよりも強く抱きしめられた。

私は、すごく嬉しくて、自分も高野に手を回して抱きしめた。


ーーー数分後ーーー


「なぁ、聞きたいんだけどお前、なにかあったのか」

ビクッ

それだけは、怖かった。高野に教えたらどうなってしまうのかが…