〜side如月美桜〜


目を開けると真っ暗の世界に自分はいた
だれもいない世界、すごく怖くて怖くてどうしようもなくてずっと誰かを探していた。

「誰かいないの」

大声で叫んでも誰も返事をくれない。


「たすけてよ」

怖くて耳をふさいで、しゃがんでしまった。ふと考えるのは、弟の笑顔だった。


(私は、一人の方がいいんだ)

だって、弟の笑顔を奪ってしまったから


「う…」

泣いちゃダメだと思いずっと唇の下を噛んでいた。

ーごめんなー

ずっと、弟のことを考えたていたりしてたのに、ふとその言葉がうかんだ。

(だれ?
なんで、謝ってるの⁇)


ー迷惑だよなー


(お願い、やめて)


いろんな言葉がなぜかうかんできた。


(だ…れ)

その名前を探していた。


「た…た…かの」

一気にさっきのことが浮かんだ。

そして、周りを見ても高野はいなかった

高野は私の前から、消えてしまうと思っていた。

「い…行かないで!」

いつの間にか叫んでいた。そしたら、暗闇からら闇から光が見えたような気がしてそっちに向かった。