俺は、如月のそばに椅子を持ってきて座った。


(…大事…か)


「…お前は、俺を受け入れてはくれないよな」

こっそり、如月の髪を触った。
するとー

「う…」

「如月!」

目を覚ましたのかと思ったけど寝言だった


(なんだ…)

俺は如月の頭を撫でた。


「う…い…行かないで」

寝言でそんなことを言う如月が頬に一粒涙を流した。