「あれは私が中2の時のこと…
私の家族は母さんとお父さんと私、家族三人でくらしていた。
私が小一のある日に私の親が離婚した。
そこから、私の生活が変わった。私は、母さんに引き取られたの。まだ、私は
『離婚』と言う言葉が分からなかったの。だからまた“お父さんに会える”と思ってたからどうってことなかったの。
でも、私の考えは違った。そして、私が小四になった時、母さんは違う男の人を連れてきたの。
“これからは、この人があなたのお父さんよ。そして、こっちの子があなたの弟になる如月大貴君よ。あなたとは二歳違いよ。仲良くしてね”
そう言われたの。私は、訳がわからなかった。自分の記憶の中のお父さんは違っていた。それに、全く知らない・血も繋がってない弟ができたの。
そこからは、私は部屋に閉じこもるようになった。私は、弟・大貴がいやで、あまり話さなかったんだけど、大貴は私にいろんなことを話しかけてくる
勿論、私は無視をしまくったの。
そんな日が、五年も続いたの。
で…でも、夏休みの日に、突然母さんが海に行こうと言ってきたの。私は勿論断ろうとしたけど、無理やり行かされた。
旅行に行っても、私は誰ともしゃべらなかった。
でもね、私に、何回も話しかけてきた大貴には、私も心を開いてきたの。だから最後の旅行の海では、大貴と遊んだん
だ。
あの時は、はじめてかもしれないと思うぐらい楽しかった。