〜side如月 美桜〜
(私が、こんなに幸せになっちゃいけないんだ!)
そう思いながら、私はさつきにすぐ戻ってくるから、そう言って私は外に出て木に寄り掛かって座った。
(ごめんなさい、あなたは、私が…)
私は、自然と唇を噛んでいた。
「・・・」
「…た……信じてた……それには……れなかった……後悔した……償いかも……
忘れずに」
私は涙を堪えながら歌った。
(ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい)
何度も思っても、後悔していた。
「黒と白の中 頬の雨を耐えて
ずっとあなたを見ていた
みてみると
あなたは 雨の代わりに
たくさんの花に包まれていた」
カサッ
歌っていると、誰かの足音がした。私はそっちを振り向くと、高野が立ってい
た。