「いっぺんに言うなよ」
「いいから、はやく言ってよ」
私は、高野を睨みつけた。
「…えっと、お前が主役になったのは、誰も立候補しなくてそれで、担任が『授業をサボる子にしましょ!』とか言ってお前になった。それと、劇は何やるのかは、まだわからない」
高野が、焦りながら言った。
でも…
「わからない?
どうして⁇」
高野の焦りなんか無視して、私は疑問に思ったことを、高野のに言った。
「あぁ、それはお前の友達の…誰だっけ、まぁお前といつも一緒にいるやつが台本を書きたいとか言ってたぶん、今から台本を書くから、まだわからない」
(ヘェ〜、さつき台本かけたんだ)
私は、感心していた
「って、感心してる場合じゃない‼︎」
わたしは、思わず大声をだしてしまった
「うるさ…急に大声どすんじゃねえよ」
高野は、手で耳を押さえながら言ってきた。
「あぁ、ごめん」
「まあ、いいや、もうすぐ次の時間だから、はやく行くぞ」
そう言って高野が私の手を掴んだ。
まだ、掴んだまま廊下を歩いていた。
だから、さっきっから視線がきになる。
高野は、気にしないかもしれないけど私はすごく気になっていた。
そして、やっと教室についた。
ガラガラ
「・・・」
私たちが、帰ってきた瞬間、賑やかだったのに一気に静かになった。
(どうしたんだろ⁈)
「…ど、『主役の二人が帰ってきたぞ、あははは』…へ⁇」
誰かがいきなりそんなことを言いはじめて、そしたらみんな笑った。
「…ねぇ、高野これ、どうゆう意味⁇」
私は、高野に聞いたけど何も返事がなかった。だから、私は高野の方を見て見ると、高野も何が何だか分からなくて困っている様子だった。
「…お前らなに言ってるんだよ。主役はこいつだろ⁈」
高野が私に指を向けてきた。
「今、決まったんだ。お前がいなかったのが悪い」
クラスの男子一人が言ったらみんなが、うなずいた。
「はぁ⁈
それは、お前らが行ってこいって言ったからだろ‼︎」
高野は、みんなに反抗した。それとは、裏腹に私はすこし残念な気もしていた。
(高野が、自分で来てくれたわけじゃないんだ…)
「…⁇」
わたしは、自分の思ったことにびっくりした。
(なぜ、寂しいんだ⁇)