「私をそこらの女と一緒にしないでよ」
如月は拗ねたのかそっぽをむいてしまった。
「悪かったって、…話が、変わるけど、お前ならどうする?」
真面目に俺は聞いた。(自分で言うのもなんだけど・・・)
「…私だったら、別れる前にたぶん話しあってたと思う」
「はぁ⁈ なんで」
俺は、また如月の言葉に驚いた。
「だって、後悔はしたくないから。しっかりと話してそれで、いい思い出にする、まあでもそれは、ただの綺麗ごとに過ぎないけどね。でも、もう後悔はしたくないから…」
如月は、また悲しい顔をした。
(こいつは、誰を思ってこんな悲しい顔をしているのだろう)
気になっていた、俺がいた。
・・・ってはぁ⁈
(…まぁ、いいや)
「ありがとな。話せてスッキリした。それに、お前にに話せてよかったよ。普通の女なら、お前みたいに、素直に言ってくれなかったと思うから」
素直にそう思ったことを伝えた。
「別にいいわよ。私は素直にそう思ったことを言っただけだから」
「・・・ぷ、やっぱお前面白いな」
(本当に、ありがとな如月)
この言葉は、心の中だけに…
「・・・ねぇ、ずっと気になってたんだけど、高野って私の名前しってる⁇
いつも、お前だからさ」
「しってるけど、なんかな」
「じゃあ、今から名字でいいからよんでよ」
「気がむいたらな」
そう言って、俺はかわした。
「…なぁ、お前も頼れよ。俺のこと」
「何言ってるの?(笑)
別に、頼るほどじゃないから大丈夫よ。ありがとー」
俺たちは、何分か話して帰った。