〜side高野勇士〜
こいつなら、大丈夫ぶかもしんねぇ。
はじめてだな、俺の過去を人に言うのは
「…あ…あの」
(カッコわり俺!
なに震えてんだよ)
「・・・大丈夫だよ」
俺が、震えた声を出したから如月は、笑って言ってくれた。
(ありがとな)
心の中だけに、誰にも聞こえないように俺は言った。
「…お前の言うとうりだ。俺は、昔に辛い恋をした。それで、今は誰かを苦しめるような遊びをしている」
「…俺は昔、咲と言う女と付き合ってたんだ。中学の頃、咲と俺は同じクラスだった。明るくて、誰にでも笑顔を笑っていた。そんな咲に俺は惹かれていた。そしてある日咲が、俺に告白してきたんだ。もちろん、俺はOKした。そして、あいつとの日々はすごく楽しかった。でも、それはある日をさかえに消えた」
「それは、咲が遠くへ、引越ししてしまうからだ。でも引越しをしても、変わらないと俺の気持ちも、咲の気持ちも変わらないと思っていた。…咲引越しをしてから何ヶ月かたって、夏休みになったんだ。そして、俺は咲から聞いていた住所にそこに行ったんだ。咲を驚かせようと思って、こっそり行ったんだ。そして、俺が見たのは、咲知らない男が歩いていたんだ。それを見た俺は兄かなんかだろうと思って咲話しかけようとしたら
『あぁ、今遠距離恋愛してる人は、ただの遊びたよ。だってあの人といたらみんなが羨ましいって言って来るから面白くて…』
そう咲知らない男に言ったんだよ。
しかも、その後はー
『私が、本当に好きなのはあなたなんだから』
ってそう言われたんだ。
あぁ、遊ばれてたんだなって思ってきたら、もう恋愛とか女とかどうでも良くなって、俺も遊びをはじめたんだ」
「…私、言い方とか良い事なんて言えないわ。でも、あなたがどうゆう想いをしたのかは、わかった。でも、一つ言えることはやっぱり、あんたバカね」
「はぁ⁈ なんでバカ呼ばわりされなきゃならねぇんだよ」
如月の発言が不思議でしょうがなかった。
「だって、そうでしょ? 好きな人に振られたからってそれで、他の人に自分と同じめにあわせてさ、バカしか言いようがないわよ」
こいつ…
「ぷ…あははは、やっぱり面白いなお前バカなんて女にはじめて言われたよ、あはははは」