私の名前は、如月美桜
高校2年生なんだけど
普通の2年生だと、青春とかやってるけど、私の場合は違うんだ。
本当に毎日がつまらない
いつもそう思ってる・・・
私は、家にいるのが嫌いでいつもみんなよりはやく学校に言っている。
ガラガラ
教室のドアを開けると当たり前のようにだれもいない。私は教室に入って、自分の席・一番後ろの窓側の席に座った。
(だれもいないっていいな〜)
いつも、思っていた。でも、それもあっという間に終わって教室のドアがガラガラと開いた。
「やっぱり早いなお前」
そう言ってきたのは、私の前の席の
高野勇士だった。
「・・・」
私は無視して、本を読もうとした。
「無視ですか」
と、言いながら私の前の席に座った
(なぜこいつが私の席の前なんだ〜)
いつも、思っていた。
私はこいつの性格が苦手だった。 いつもチャラチャラしているし、私のことをガキとか言っていつもからかってくるからだ。自分の身長が低いのは認めるけどガキと言われる筋合いは無いと思う。
自分は女の子にモテるからってガキは無いと思う。
「なぁ、聞いてる⁇」
「・・・なにが」
高野が私に何かを聞いてきても私は本を読むのをやめないでそのまま聞いた。
「だから、お前それどうにかならな
⁇」
「だから、なにが⁉︎」
「その言い方だよ‼︎」
「なんでそんなことをあんたに言われる筋合いらない」
私は本を閉じないでそのまま冷たい言葉で言った。
「そんな冷たい言葉言ってかわいい顔が台無しだよ」
「安心しなさい。私は可愛く無いし別にこんな、冷たい言葉はあなただけだから」
「お前な〜」
高野が何かを言おうとしたらちょうどドアが開いた。
「・・・邪魔しちゃった⁇」
そう言ってきたのは私が親友と言える
木島さつきだった。
「別に、邪魔じゃないよ、ってか助かったよ」
私がそう言うと高野が
「お前な〜」
と言ってきたけど、私は無視した
さつきが入ってきたと思ったらたくさん人が入ってきた。
「おはよう〜美桜、朝から大変だねぇ〜」
「おはよう〜さつき見てないでさ、なんとかしてよ‼︎」
「別にいいじゃない、高野くんイケメンだし、女子のみんななら羨ましがるよ」
「私をそころらの女子と一緒にしないでよ」
さつきは私と話しながら自分の席・私の隣の席に座った。私の隣がさつきということが唯一のすくいだった。
私は何分かさつきと話していたらいつの間にか先生が来ていた
先生が話しはじめたから私はさつきとの話しをやめて、窓の外を見ていた
先生が話し終わったのか教室を出て行った。私は、1時間目の授業の準備をし
た。
(え〜っと1時間目は数学っと)
私は数学の準備を終えて、またさつきと話そうと思ったら
「なぁ」
っと高野が私に話しかけて来た
「・・・なに」
「お前ってさ、いつも眉が下がって悲しいって顔してるよな」
「・・・それがなに」
「・・いや、別に思っただけ」
と言って高野が前を向いて女子たちとまた、話しはじめた。
「なんでよ」
私は、だれにも聞こえないようにボソッと言った
高野と話してたせいでチャイムが鳴ってさつきとは話せなかった。
大好きな数学の授業だったんだけれど頭の中にはさっき高野に言われた言葉が頭から離れなかった。
ーいつも悲しい顔してるよなー
「悲しい顔っか」
自然に言葉が出ていた。でも、小さい声だったからみんなには、聞かれてなくてホッとした。
カタカタ
ホッとして、手を額に当てたらちょうど手につけていたアクセサリーの音がした
それは、小さな水色のハート型と、小さな赤い輪っかがぶつかって小さな音を立てていた。
「・・・」
ーあんたのせいで‼︎ー
「・・う・・・美桜!」
「‼︎」
私は、手から目をそらしその声の方を見て見ると、そこにはさつきが立っていた
「どうしたの、ボーッとしてもう授業は終わってるのよ⁉︎」
そう言ってきたさつきに私は驚いて周りを見たらだれもいなかった。
「⁇」
「なんでだれもいないの」
そう聞いたら、さつきが私にも聞こえるほどのため息がでた。
「何言ってるの、次の時間が美術だからに決まってるでしょ!
もうみんなは、美術室に行ってるわよ」
「うそ⁉︎
「嘘じゃ無いわよ、はやくしなさい!」
私は急いで美術の支度をして美術室にさつきと向かった。
「ハァ〜」
ギリギリ、美術室について席に座ってため息をついた。
「随分遅かったな」
そう言ってきたのは、高野だった。
「ホッといて」
「また、冷たい言葉、もっと明るくいけよ」
「だから、もともとこうゆう言葉なんだからしかたないでしょ」
と言って、私は高野から逃げるようにさっきに話しかけた。
「また、あんたは高野くんにあんな冷たい言い方して、せっかくあんなイケメンが話しかけてきたのに 」
「そんなこと言っても、高野はイケメンだと思うけど性格がね」
「え〜優しいじゃん」
そう言ってきたけど、私はあまり高野の性格は嫌いだった。