私達はいちごチョコクレープを二つ頼むとイスに座った。
番号札は三番。


「今、お水持って来るから座ってて!」


「ありがと」


そして私は水を注いだ紙コップを二つ抱えて戻った。


「はい!」


私が水の入った紙コップを工に手渡すと、勢いよくゴクゴク飲みだす工。


余程喉が渇いていたんだね…


でも飲みっぷりもいいし、カッコいい!!!


私も紙コップを手に持ち、水を飲んだ。




この時はまだ私達の別れが近づいていることを、私は知らない。