「いぇーい」


「って美桜、今俺に抱きついただろ!」


「工だって乗り気だったじゃん!」


「乗り気だった!
だって嬉しいじゃんかよ!」


「私も嬉しかった
工は何でも出来る秀才だね」


「それは美桜がいたからだよ!
美桜がいなかったら、俺出来なかった…
ほらよ」


そう言った工に手渡された天使のストラップ。

二つの天使はニコニコと微笑んでいた。


こっちまで元気になれる源でもあるよ!



「あのさ、お揃いの物にキスするとか言ってたけど…今ここでするのか?」


「ここでしようよ!幸せになれる気がする」


「俺達幸せになるんだろ?
俺もう気持ちに整理つけた
俺から先にキスする?」


「一緒にする!
いっせいのーで」 


「おい!ちょ待っ」



で私達はお互いのストラップにキスをした。


工だけ少し出遅れていたけどね…



でも今に思えばこれで良かったんだよね?工…


私は工が決めたことに一切口出ししないよ・・・




ただ…話して欲しかった。

私だけにでも…。