だから忘れる前に、早くお孫さんと再会出来ると良いなぁ。

私はそう思いながらも、工の横に寄り添いながら歩いた。

たこやきをサービスでもらったから、恋人繋ぎをしていた手を工から離してしまったけど…


ベンチに座って、希釈なおばちゃんからもらったたこ焼きを工が熱くないように、ふうふう冷ましてくれている。


「あーんは?」


工にそう聞かれると、私は口を開けあーんをした。


こんな公共の場で恥ずかしい。


でもたこ焼きの旨味がその恥ずかしさを、美味しさで揉み消してくれる。




このたこ焼き、本当に美味しいよ!おばちゃん・・・