「うん…!」


「じゃあ今から恋人繋ぎして、公園デートしよ?」


「恋人じゃないのに、恋人繋ぎするの?」


「これはあくまでも、今後の為の予行練習!」


「そうだね!
家にいても暇だったし、いいよ!」


「おう!じゃあ、行くぞ?」



そうして私達は、公園デートをすることになった。




今私は、工と恋人繋ぎをして、道路を歩いている。
もちろん危ないからって、さらっと歩道に寄せてくれる工。


自転車がベルを鳴らして猛スピードで走ってきた時…
工は私を抱き締めようとまでした。




そんな小さな優しさ、大きな工の手。




本当に大好きだよ。