早々とご飯を食べ終え、何をするか血迷っていた。

何しようかな…?


「暇だな」


「お金がないから、どこにも行けないし…」


「改めて、お金の大事さを知る良い機会じゃねぇか!
どれほど働いても、得るお金は数少ないけど、そこには汗水流して働いた、立派な歴史があるんだ!」


「そうだよね!
私、小さい頃はお金の無駄遣いばかりしていて、すぐお金が無くなった
お金の有り難みも感じていなくて、当たり前のことばかり思っていたの
今になって思うんだ!
私が夏休みの期間だけアルバイトをして、働くということがどれほど大変かを体で感じたから

だから…
これからも、一円足りとも無駄にしないで、大切にしようと思う」


「俺も同じ気持ちだよ!
お金がないと、何も出来ないからなぁ!」


「そうだよね、うん!
私、看護師になる為本気で戦う
勉強も頑張って、恋も頑張る!!」


「恋って…俺に対する?」



ヤバい、乗りでついつい言ってしまった。

恋っていうか、やっぱり恥ずかしいよー。