「莉央も青柳さんの味方するんだね…
もううんざりなんだよ
嫌い、莉央なんか大嫌い」


「美桜…」


「話しかけないで
どうせさよならするんでしょ?
こっちから別れを告げてあげる

さようなら、元気でね」



莉央が私の名前を叫び続ける中、私は後ろを振り返らず走った。




気がつけば涙が溢れていた。