そう浮かれてるのも束の間に時間が刻々と過ぎ、やっとの思いでお昼休みになった。

私は莉央とお昼ご飯を食べることにした。


「莉央~ご飯一緒に食べよ!
どこで食べる?」


「机くっつけて食べよう」


「うん」


私達は机をくっつけて、お弁当箱とお菓子を取り出す。


「今日のお弁当何だろうねー」


「楽しみ」


お弁当箱を開くと、いつもより豪華なおかずが並んでいた。


だって今日のお弁当を作ってくれたのは、珍しくお母さんだから。


「美桜いいなぁ~
今日のお弁当めっちゃ豪華じゃん!」


「今日は珍しくお母さんが作ってくれたんだ!」


「良かったね!」


「うん、ありがとう
あのさ莉央、莉央って好きな人いるの?」


私は卵焼きを箸で突っつきながら、気になったから聞いてみた。