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「――であるから、遅刻はいけないの!

あなた達、一体どうして遅刻したの!

理由を言いなさい、理由を!!」


私達三人は、田中先生に教室で説教されてます。




かれこれ説教が始まってから、50分ほどたったかなぁ………………。



花菜子ちゃんは、さっきからずっと「鬼田中死ね、鬼田中死ね、鬼田中死ね、」なんて、物騒な事を呪文みたいにぶつぶつと呟いているし。



茉夜ちゃんは、涙声で「ごめんなさい、ごめんなさい。」と、田中先生に必死で謝ってるし。




クラスみんなの前で説教なんて、本当に田中先生、鬼田中かも…………。







「――八神さん!?

何をぼーっとしているの!?

先生の話、ちゃんと聞いてる!?」



「ふぇっ、」




いきなり話し掛けられたから、びっくりして力の無い、間の抜けた声が出てしまった。





「こら!人の話はちゃんと聞きなさい、と、いつも言っているでしょう!

たく、今の時代の生徒はバカったりゃありゃしない……………。」



























―――ガァン!!!!





先生がそこまで言うと、花菜子ちゃんが教卓を蹴った。