綾を離して、
綾を見ると、
綾は笑顔で俺の顔を見つめてきた。
その綾の顔が愛しくて俺は、
優しくキスをした。
それから、
しばらく並んで座り夜空を眺めていた。
「そろそろ遅いし帰ろっか?
綾の家まで送るよ。」
「良いの?悪いよ。」
「気にすんなって!
ただ俺が送っていきたいだけだから!」
「ありがとう」
俺と綾は、
電車に乗って綾の家に向かった。
いつもと違う方向に進む電車が少し変に感じた。
駅からすぐの綾の家まで一緒に歩いて行き、
綾の家の前で別れた。
「じゃあね!」
綾がそう言って、
俺に唇が触れ合うだけのキスをした。
「また明日学校で!」
俺はそう言って、
駅に向かって歩いて行った。