俺は階段を降りながら


「学校の近くの青西公園に来て」


そう一言言うと、

綾の返事も聞かず電話を切った。


俺は、

服を着替えてから、

家を飛び出した。


走って駅に行き、

ホームで電車を待っている時間が

すごく長く感じた。


電車!早く来い!


そう思った。


一分でも早く綾に会いたい。


一秒でも早く綾に会いたい。


そう思ったら、

俺の体はじっとしていることができなかった。


電車が来ると、

一目散に乗り、

学校の近くの駅に着くと

走って電車から降りた。


そして、

青西公園に向かって走っていく。


あと少しで…

あと少しで綾に会える!