校門を通り過ぎるときに、

見えた青西の光景。


いろんな光景が

頭の奥を

通り過ぎていく。


まだ校内にも生徒はいて、

何も変わらない景色が

そこには広がっていた。



ありがとう……


青西。



さようなら……


青西。


校門の前の桜の木で

入学式のときの光景を

思い出した。


まだ、

桜の花が咲く季節は遠いけど

あの時と同じ気持ちが

心の中に浮かんだ。