兄貴は大学1年生。


高校の頃から付き合ってる紗江さんと

一緒の大学に通っている。


「俺も学校いこ。」


そう言って、

翼はソファーの上に置いてあったかばんを持って、

学校に行った。


翼は中学3年。


来年で卒業して、

俺と同じ高校に入るみたいだ。


兄弟で同じ高校とかはすごい嫌だけど、

人数も多いし会うこともないだろう。


できれば、

志望校変えてもらいたいけど。


朝食を食べ終えると

俺はかばんを持って外に出た。


外に出た時に、

ちょうど朋樹がやってきた。


「修、おはよ。
宿題終わった!?」


「いきなりかよ……
なんとかね。」


「まじ!?ありえん!!
終わるわけないだろ……」


「確かに…
かなり時間かかった……」


俺たちは、

そんな話をしながら駅へ向かった。