目を開き、

ペンで綴っていく。


何度も何度も

書き直しながら、

少しづつ書いていく。


書いて行きながら、

少しづつ

思い出が戻ってくる。


消えた思い出は浮き出て、

また俺のもとから

去っていく。


出会いがあれば

必ず別れはある…。


誰だって知っている。


だけど俺は

やっぱり言葉で言えるほど、

そんなに割り切れた

人間じゃなかった。


もっと一緒にいたかったし、

もっといろんな思い出を

作っていきたかった。