「はははは!!」


教室に俺たちの

笑い声が響いていた。


本当に楽しいって

心から思えた。


今の自分の状況とか。


そんなの全部忘れて、

心から楽しいって

そう思えた。


俺は、

ふと視線を

窓の外の方にやった。


窓の外はもう真っ暗になって、

空に小さく光る星たちが見えた。


時計を見ると、

もう学校の閉まる時間など

しっかり過ぎていた。


だけど、

帰るように言ってくる

先生がいない。


俺は窓から外を見た。