俺は朋樹に手を振り、

鞄の中に

今日配られたプリントなどをしまった。



プリントをすべて入れてから、

机の上に置いてあった携帯を

ポケットにしまい席を立った。



俺が、

教室を出ようとした時に



「修くん!!
ばいばい!!またね」



綾が元気よく俺に声をかけてきた。



振り向くと、

綾がさっき話していた子の隣に座り

笑顔で手を振っていた。




「うん。バイバイ」



俺は小さく手を振り、

教室を出て行った。




廊下で何人かの生徒とすれ違いながら、

俺は1階におり

靴をはきかえ学校を後にした。