俺が元気な時には

元気が出て、

落ち込んでるときには

朋樹も落ち込んで、

俺が笑ってるときは

朋樹も笑ってたことに。


そして、

俺が朋樹に

病気のことを告げた。


頭を石で

殴られたような感覚が、

朋樹を襲った。


そしてその時、

朋樹の中の迷いや甘えが

全部消えてなくなった。


その代りに、

迷いは覚悟に変わり、

甘えは努力に変わった。


『修の病気を俺が治す。
それまでは絶対に甘えたりはしない。
全部犠牲にしてでも、
修にもう一度悩みも何もなく、
心から笑わせてやる。』


それを胸に刻み込んで、

努力し続けていた。