「遅れてすみません!
塚本 綾です。」



そう言うと、

井上に深々と頭を下げた。



「生活などの話をしているときから………。
以後気をつけるように。」



「すみませんでした」



そう言うと、

先生の下から離れ

俺の方に近付いてきた。


そして、

俺の隣に座ると

すぐに俺に話しかけてきた。




「私、塚本 綾!
ヨロシクね?えっと……。
鈴木……修………くん?」




「ん?修でいいよ。
ヨロシク、塚本さん。」



俺は、

塚本 綾という生徒と軽く挨拶をした。



これが、

俺と綾との出会いで

俺の未来が少しづつ

変わり始めた瞬間だった。