俺が生きたことにも、
意味があったって
言えるようになるのかな…?
そんなことさえも
俺には全然わからなかったけど、
それでも俺は
未熟なりに
心に堅く誓ったのだった。
でも、
俺の決意はまだ少しだけ
ぐらつきそうだった。
だから俺は
一つだけ自分に
幸せを作ることにした。
そんなことを一生懸命
考えているうちに、
日は沈んでしまい、
空には大きな月が昇っていた。
いつも俺を見下ろしている
変わらない月……
だけど、
今日は少しだけ
小さく見えた気がしたんだ。
本当に少しだけだけど……。
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