「わかった。」



朋樹はやっぱり最高だ。



俺はさっき朋樹に

あんな態度をとったのに。




「体育館行こうぜ?
始業式9時からだぜ?」



俺は

時計を見た。




時計の針は

8時58分を指していた。



「やべえじゃん!!
朋樹っ!!走るぞ!!」



いつもの俺のような

言葉がじゃべれた。




「じゃぁ体育館まで競争な?」



朋樹は俺に向かって笑いかけると



教室を走って出て行った。