そう思って立ち上がろうとしたときに、

めまいがして

俺は倒れこんでしまった。


「大丈夫!?」


綾が驚いて、

俺の元に来てそう言った。


『大丈夫だよ』


そう言って立ち上がろうとしたけど、

手に力が入らず、

視界がゆがんできた。


そして俺は

そのまま気を失ってしまった。


俺が目を覚ますと、

俺は保健室にいた。


「痛てて…。」


まだ頭痛がとれないまま、

俺は起き上がり

時計を見た。


「もう5時か…。」


時計を見て、

自分がだいぶ長い間

眠ってしまっていたことに

気がついた。