「進路か…
前回は良かったけど
今回は大丈夫かな。
俺超心配…。」
朋樹がそう言うと、
未紀も不安そうな顔をしていた。
「私、あれから一生懸命
頑張ったけど大丈夫かな…?」
みんなの表情が
不安で険しく変わっていく。
そんな中に、
一人だけ場違いに明るい顔をして
一輝がやってきた。
「みんな大丈夫だって!
行ける行ける!」
一輝には不安というものが
無いのだろうか…?
俺たちはそう思いながらも、
一輝のその言葉で
少しだけ安心することができた。
一週間はあっという間に過ぎ去り、
面談が始まっていく。