そんなみんなの姿を見ているうちに、

俺も自分の夢に向かって

少しづつでも進んでいかないとな。


そう思えるようになった。


昨日、

あんなに不安になっていたのが

まるで嘘だったかのように、

前向きになれた。


俺と朋樹が学校に来てから

30分くらいして、

一輝と奈央がやってきた。


「早っ!!
俺たちが一番乗りじゃない?
って二人で話してたのに……。」


「お前たちは……。」


俺が笑いながらそう言うと、

三人も一緒になって笑い始めた。


こうやって笑い合える。


この時間が俺は

たまらなく好きだった。