次の日から俺たちは、
いつもより早く
学校に行くことになった。
いつもより一時間くらい早くに
朋樹が俺を迎えにきた。
「おはよ~。
眠いな~。」
俺が玄関から出てくると、
朋樹は俺にそう言ってきた。
俺も正直
眠たくて仕方がなかった。
慣れないことは
するものじゃないな……。
俺はそれを
身をもって体験した。
学校に着いたのも
いつもより一時間くらい早かった。
「まだみんな来てないんじゃないの?」
俺が朋樹にそう言うと
朋樹は迷わず俺に言ってきた。
「未紀はさ、
そういうやつじゃないよ?
たぶん俺たちよりずっと早くに
学校来てると思うよ。
未紀はそういうやつだからさ。」
朋樹の言葉を聞いて、
俺はさっき言ったことを後悔した。