「あのさ、
今週の日曜日空いてる?」


「今週の日曜日…?」


俺は、

そう言いながらポケットから携帯を取り出し、

カレンダーを開いた。


「ん?大丈夫だよ?」


俺は、

綾に言った。


すると、

綾はすごい笑顔になって


「じゃぁさ、デートしよ?」


そう俺に提案してきた。


「デート!?」


俺は急に言われたから、

ものすごい驚いてしまった。


だけど付き合ってるんだし、

別に特に変わったことでもないか…。


驚いていた自分が恥ずかしくなった。


「うん。
見たい映画があるんだ!」


「わかった!
楽しみにしてる。」


俺は、

綾とのデートが楽しみでしょうがなくなった。


それからの日は、

綾が見たいという映画の話で持ちきりになった。