『新入生は自分のクラスに入って
ください!』
先生たちの忙しそうな声がする。
さっきクラス表を見たら、美奈と
同じクラスだった。
2人でおしゃべりをしながら教室に入る
『でさー…ねー…』
『うそだー!……まじで?』
『お前さー…見た?…』
『おー…見た見た』
いろんな人がいろんなことを話してた。
話してる人、本を読んでる人。
なんかここで生活するんだなって思った
「瑠衣ー、うちらの席ここだよー!」
席は番号順らしい。私と美奈は名字が近いから前後。
『あれ?瑠衣ちゃんと美奈ちゃん?』
そー話しかけてきたのは
「あー!早苗ちゃん!同じ学校だったん
だね!」
「久しぶりだね、早苗」
早苗だった。早苗は私の幼馴染。
中学のときは違うクラスだったから接点が少なかったけど家が近くなのだ。
「瑠衣ちゃんと美奈ちゃんもここ受けてたんだねー、知らなかったよー」
「こっちもだよ!ねえー瑠衣!」
「本当だよねーまー同じクラスだし楽しくやろーね!」
「うん!こちらこそ!」
そっからは三人で話していた。