俺は何かが頭に過ぎった。


―――…太っ…太っ…―――


あの時、叫んでいたのは康太のお母さんだったのか…!?
そして救急車で運ばれていたのは…………

それにさっき春樹が言った事…

まさか本当に康太はあのゲームを持っていて、それが原因で…………

「ははっ…んな訳ねぇ…か…」


俺は自分で言って背筋がゾッとなった。