退院した次の日、俺は少し気を休める為、学校を休んだ。

そんな中、俺達の教室ではこんな騒ぎが起きていた――――




「ねぇ…あたしを選ばないでね…?」

「あたしも辞めて…ねぇ…裕子…!!お願い…」

「煩い!!誰を選ぼうかあたしの勝手じゃん!!」

今、巧のクラスメートではあるゲームが行われていた。
そう、巧や康太がやっている“DETH”だ。

事の始まりは、教室のごみ箱に隠されていた右腕と封筒を偶然、裕子が見つけてしまった事からだった。
裕子が騒いだせいで、全員がそれを見てしまった。
そして、クラス全員に“DETH”が渡された…
まるで全員が見る事を最初から知っていたかの様にれぞれ机の中に入れられていた。

ノートパソコンと一緒に…

最初はただの悪戯だと思い、初めに見つけた裕子にみんなは試すようにと無理矢理、起動させた。


すると、画面に彼女らの居る教室が映し出された。