カチカチカチッ

「検索…」

カチッ

検索ボタンを押すと、直ぐに画面が変わり、一番上には“死者の森”とでっかく書いてあった。

「マジでこんなサイトあんのかよ…」

俺は改めてあの手紙が本物だと実感し、段々見るのが怖くなった…

そしてすぐ下には“ここに入ればもう逃げられない”と赤い字で分かるように書いてある。

「ごくっ…」

俺は思わず息を呑む。

額には汗が流れ、マウスを持つ手は少し汗ばんでいた。

そしてゆっくりと“死者の森”にマウスを動かす。

カチッ

俺はそこをクリックした。

その瞬間パソコンの画面から女の子が現れた。

「うわっ!」

あまりに予想外だったため、思わず声が出てしまった。
この時俺は、昨日と言い今日と言い、なんて自分はビビリなんだと、ちょっと恥ずかしくなった。
いや、でもこれは誰だって驚くだろう。
俺の心臓はバクバクでマウスを持つ手が微かに震えていた。

もうこれ以上は見られねぇ…深入りしない方がいい…

段々怖くなって戻るを押そうとした―――

『コロシテヤル…』

ドキッ

「嘘…だろ…?」

この声は昨日、聞いた声と全く同じ声だった。

「何なんだよ…まぢ…」

もうどうでも良くなった俺はその声を無視して“戻る”を押した。