私の家を指差しながら言う。


星は驚いた顔で納得している。


本当に星?って思ってしまう態度。


整った顔は今も変わらないのに。



「…どうぞ?」

執事さんみたいに促してくれる姿はやっぱり昔と変わらない。


どうしちゃったの?星。


なにがあったの?


教えて?


「いらっしゃい。あら、、。」


そこには星のおばあちゃん。


おばあちゃんも忘れてしまったのかな。


昔はおばあちゃんに遊んでもらったな。


「こんにちは。私、星君のクラスメイトの大空音羽です。」


「上がってらっしゃい。飲み物持って来るから。」

昔と変わらない優しい笑顔。


この後衝撃な事実を知ることになるなんて思ってなかったんだ…。