なこはモソモソと起き上がり、ベットに座った。



「着替えろ。寒くねぇか?」

「ん…」

「風呂入るか?」

「いい。水嫌い」



水嫌いって…。



マジガキかよ。



「じゃあとりあえず寝るぞ。俺は明日早いんだ」

「あたし帰る」

「むり。女一人で出歩く時間じゃねぇ」



無理やりベッドに寝かせて、2人で布団に入る。



もう俺は寝る。



明日も早いんだ。



起きてからなこのことは考えよう。



マジおやすみ…。



なこが逃げないようにガッツリホールドして、何かに取り憑かれるように寝た。