適当に片付けて、置き手紙を残して俺は家に帰る。



明日も仕事なんだっつーの。



マネージャーもダウンしてたし…。



仕事できんのかよ。



「あれ?お客さん、どっかで見たことある顔だね?」

「気のせいっすよ〜」



タクシーのおっちゃんの視線を避けながら自宅へ向かう。



ん???



あれ…なんだ??



路上に蹲る物体…人間?



「すいません、停めてください」

「え?」

「いいから早く‼︎」

「は、はい」



タクシーを待たせて、とりあえず物体のもとへ。



自販機に抱きつくようにしてる…女⁈



駆け寄ると、寝てるみてぇだ。