水面には月が綺麗に映し出され


その湖の辺りを一人の少女が歩いていた。


遠くからでも見える、整った顔立ち


風でなびく銀色の髪。


夜に似合うルビー色の赤い瞳


夜だと言うのに圧倒的な存在感。


湖の辺りを歩く姿はまるで、
神に愛される為に生まれてきたような……


そんな少女だった───……